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クラブ・サーキットの2日目。
「今日あたりは忘年会シーズンで盛り上がってるんやろけど、おまえらにはそんな空騒ぎはさせへんで。むしろ、どんよりしてくれ!」(田中)
というわけで、いつもとはかなり曲の並びが違う展開。ミドル・テンポを中心にした演奏は、春先のツアーで暗示された新しいグルーヴを強く意識したもののように感じられた。その新しさとは、切れ味と濃厚さを兼ね備えたイメージなのだが、この日の演奏では各パートの絡みが十分ではなかったから、全体に切れ味がいまひとつで、結果濃厚さだけが際立って本当に「どんより」することになってしまった。果たして、本数が重なったいくなかで、アンサンブルの歯車の噛み合わせはスムーズになっていくのか? 注目である。
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